皆様、こんにちは。
asone|北和住宅の北川連です。 いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
さて、今回のテーマは【地域工務店にできること|地震】です。
今回の熊本地震について
気象庁によると、2026年7月28日16時27分、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生し、最大震度7が観測されました。今回の地震と、その後に発生した一連の地震活動は「令和8年熊本地震」と命名されています。
10年前にも熊本県では大きな地震が発生しました。また熊本か。と思われている方も多いと思います。
本当に地震はいつ起こるかわかりません。熊本県の方もまさか10年後にまた震度7の地震が来るとは思いもしませんから。何よりも今は1分1秒でも早く救助される事を祈るばかりです。
【令和8年熊本地震により被害を受けられた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。】
滋賀県での想定
ここ数年の大きな地震は滋賀県から離れた地域なので意識が薄い方も多いかもしれませんが、決して他人事ではありません。
滋賀県でも複数の活断層による地震や南海トラフ巨大地震が想定されています。
滋賀県で最も地震が発生しやすい活断層は琵琶湖西岸断層帯で、最大マグニチュードは7.8と想定されています。
今回の地震をきっかけに、ご家族の命と地震後の暮らしを守るための住まいについて考えていただきたいと思います。
耐震等級とは
住宅性能表示制度では、構造の安定に関する性能が耐震等級1から3で表示されます。耐震等級3は最も高い等級で、等級1の1.5倍の地震力に対する強さを基準としています。
ただし、耐震等級3であっても、すべての地震に対して無傷であることを保証するものではありません。地震の特徴、繰り返しの揺れ、地盤、建物形状、施工状態、劣化状況などの影響を受けます。
もっとわかりやすく
以下の三点を確認してもらえれば安心です。
・「耐震等級3」なのか、「耐震等級3相当」なのか
→相当は耐震等級3ではない
・許容応力度計算で計算しているか
→計算方法によって強さが大きく変わります
・構造区画を意識した間取りにしているか
→ここを理解できてないと無駄なコストが出ます
二次災害
地震による危険は、強い揺れだけではありません。揺れが収まった後にも、余震、火災、停電、断水、猛暑などの危険が続きます。
夏の避難所では、多くの人が一つの空間に集まり、室温や湿度が上がります。
さらに、トイレを使いにくいという理由から水分を控えてしまうと、脱水や熱中症の危険がさらに高まります。
つまり、地震対策は「建物が倒れないこと」だけでは不十分です。地震後の暑さ、寒さ、停電、断水まで考えておく必要があります。
避難所として使われるイメージのある体育館。
しかし体育館にはエアコンがなく、断熱性をよくありません。
避難所での二次災害が出ないように、避難所の性能、設備も考えていかなければならないと思います。
行政と連携して地域工務店が動いていければと考えています。
選択肢がある家
どのような災害が起こっても避難しなくて良いというわけではありません。
土砂災害、火災、浸水、建物の損傷などの危険があれば、ためらわず安全な場所へ避難しなければなりません。
一方で、建物と周辺の安全が確認できる場合には、自宅で避難生活を送るという選択肢があります。
この選択肢があることが重要だと思います。
耐震性、断熱性、電力、飲料水、トイレ、家具固定などを事前に整えておくことは、「避難所へ行くしかない状態」を減らし、家族の状況に応じた選択肢を残すことにつながります。
最後に
地震はいつ起こるかわかりません。真冬の夜や、猛暑日の昼間かもしれません。
備えというのは何かが起こる前、平常時だからこそできることです。
僕たちは高性能な家を「暖かい・涼しい・光熱費が安い」という面だけで考えていません。地震の瞬間に命を守る耐震性、停電時の室温変化を抑える断熱性、夏の日射を防ぐ設計、少ない電力で暮らせる省エネ性、そして電気や水が止まった後の生活まで含めて、住まいの性能だと考えています。
今回の地震を、遠い地域で起きた出来事として終わらせず、ご家族で住まいの耐震性、家具固定、備蓄、避難先について話し合う機会にしていただければと思います。
年間棟数は限られていますが、これからも良い家づくりをしていき、幸せを増やしていきたいです
「滋賀にはasoneがある」
最後までお読みいただきありがとうございました。
