Conversation

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as oneを建てる人はどんな人なのだろう?どんな想いで、どんなことを考えて土地や自然、造っていく建物と向き合っているのか。それを大工と建築士の対談という形でまとめてみましたので、ご覧いただければ幸いです。今回の対談では、as oneの事業責任者であり大工兼コンシェルジュでもある北川とas oneの設計を担当する株式会社アトリエさんかく(大阪府八尾市)の谷口氏との対談です。互いに質問をし合う対談でしたが、冒頭から深い深い家づくりの話題が投げかけられて始まりました。

建築士 [ 株式会社アトリエさんかく ]

谷口 恋

大工[ as one ]

北川 連

Chapter 01

─ 建築士として、現地調査ではどういった点をよく見ていますか?

(株)アトリエさんかく 谷口氏(以下、谷口氏)

「現地調査ってその土地の良い所探しみたいなところがあって。光がよく入るとか、風はこっちから抜けてくるなとか、この高さ・方向の景色っていいなとか、子どもが学校帰りに見る景色ってこんな感じかなとかみたいに、その土地自体が持ってる良い所を見てますね。あと、お隣さんの建物がどんな建物で、どんな家族が住んでいるんだろうみたいに周辺の環境のこと考えたり。設計する時って『0から1にするのは大変』って言う人もいるかと思うんですけど、僕はそういう感覚はあまりないですね。日差しがどうとか、風や景色がどうとか、今あるものをどう切り取るかで考えていくので。この場所でどういったことができるかのヒントを集めている感じなんですよね。例えば、今の設計物件だと、すぐ側にご実家があるので、そのご実家との関係性を考えるみたいな。普通だと南面に大開口を設けるものを、今回は北側に囲われた開口を設けて、ご実家との距離感を考慮した設計になっている。建物を考えて、敷地に置いたらそのまま馴染むとか馴染まないとか。景色の一部、風景として馴染めば良いなと。100年先に周りに施設ができて人が増えても、その時代に合わせて生き続ける建物にしたいと思っています。」

北川 連(以下、北川)

「確かに。他の会社を見ていてもそこまでやってるのかなって思うし、『間取りだけ』的な建物は正直多いように感じますね。行く手間もあるし、読み解くことやプランニングを全体で考える時に時間がかかるし。大変なことだけど、そういうのは大事だなって思います。」

谷口氏

「そうそう。あとやっぱり施主様がいて初めて家づくりができるから、コミュニケーションの先に仕事があるんですよね。この仕事はそういった所が良いところだなって思うし、すごくやりがいあるなって。」

─ お客様と話す際に大切にしていることってなんですか?

北川

「んーそうですね。まずお客さんがどういった人かを考えてます。」

谷口氏

「まずは知るところから、みたいな。」

北川

「そうですね、特に会話の距離感はまず気にしていますね。会ってみて雰囲気をみたり、フィーリングも大切だし。一挙手一投足お客さんの空気感を見逃さないようにしています。そこから人柄とかも見えてくると思うんですよね。」

谷口氏

「そうだね。その上で自分から心を開かないと会話ってできないなって思います。一生に一度の大きな決断に付き合うからこそ、お施主様に寄り添い続けられるかという点で、どれだけやっていても覚悟がいることだなと思いますね。」

北川

「お客さんはもっとそれを感じているでしょうしね。」

Chapter 02

─ 設計時の基準・ルールなどはありますか?

谷口氏

「単体では考えてないですね。建築の判断って多種多様で。例えば隣地境界からの距離とかもそうです。複合的な判断が必要になる。『中から考えたら?外から考えたら?』みたいに。例えお客様から『4部屋欲しい』『二階建てがいい』って要望があったとしても、『この敷地ならこういった建物が良い』というプロとしての提案が大事かなと。『自分が住む家だったらどうかな?』みたいに、自分が気に入る家以外は提供しないっていうところはあるね。」

「その中で一つ言えるとすると、風通しの良さや、視線が通るってことはかなり心がけています。今後世の中と同じで家の値段は高騰していって、建物を小さくすることが求められるようにもなると思うんですけど、視線が抜けて周りの景色を楽しめるとか、小さくても家を楽しめる要素って大切になると思うんですよね。この辺りの地域であれば、抜け感もあるから外を感じられる建物にした方が良いと思います。閉鎖的になるよりも、環境と一体になることが大切かな。例えば回遊できる動線の先に窓を設けて視線が抜けるようにするとか。それは広さを感じたり、反対に個室に籠れば安心感が出たり。結果として家族のコミュニケーションが豊富になるようなことを考えて設計しているというのはありますね。」

Chapter 03

─ その中で、高性能を兼ねて考えるにはどうしていますか?

谷口氏

「注意しないといけないことがあると思っています。一階と二階が間崩れして、建物のバランスが悪いことはないようにして欲しいです。シンプルな骨組みにすることで、職人さんの仕事も安定させて気密を良くさせるとか。使う素材は長い目で見ると時代によって変わっていくしね。地域に合った形で、シンプルに建物のバランスを取っていけば良いかな。連くんはどう考えてる?」

北川

「施工のしやすさまで設計士が考えてくれていたら、こちらもやりやすいし数値も出やすいです。家は大工だけじゃなくって、全ての人が繋がって良いものができるんだなと思います。つくる段階の前から、考えていくことは大切。」

谷口氏

「それぞれの職人さんが得意分野で暴れられたら良いだろうなと。それがお客さんにとっての安心に繋がるような気がしますし。」

北川

「そうですね。」

Chapter 04

─ as oneの設計について

谷口氏

「今後のas oneの設計ってどうしていきたい?」

北川

「やっぱり『安心を伝える』ということを話している以上、色んな面でそれを体現していきたいです。災害から身を守れるか、家族のつながり・コミュニケーションが取れてるのか、家事の負担を軽減できているか。生きていく上で色んな安心が届けられるどうかが大事なので、設計を通してそういったことを伝えていきたいですね。あとは、間取りの設計の中で、家の性能や維持管理を考えて100%の性能を発揮できるかどうか、良いものをより良い状態で提供できるような設計にしていきたいなと思っています。」

谷口氏

「それをわかりやすく伝えていきたいですよね。だから、色んなものを見える化するって大切。お施主様からすると全部初めてのことだから、プレゼンでも毎回の打ち合わせでも、資料を使ってわかりやすく伝えたいですね。」

Chapter 05

─ さいごに

北川

「as oneの設計コンセプトを一緒につくってもらった中で、恋さんの中で『ここが良いな』と感じたポイントとか、大切にしたことを今見てくれている人に伝えるなら、どんなこと伝えますか?」

谷口氏

「『大工らしさ』みたいなことが伝わるか考えました。『設計者と施工者』という関係で、そもそも造れないと設計しても意味がないわけで。建てた家を守り続ける大工集団であり続けてほしいと思っていました。その中で、大工造作だったり、オリジナルのベンチを作ったり、木を使うことの良さとか、大工がいるからこそできることとか。味わい深くなっていく要素を抽出して一緒にまとめましたよね。」

北川

「僕らしかできないというか、大手では手間になってできないことができるというのは、僕らにとってもやりがいになるし。お客様にとっても特別なことになると思います。そこは自信を持って話していきたいですね。それと、作り手と最初から最後まで打ち合わせができることはなかなかないと思います。会う度に深い関係になっていって、そのお客様らしさを作り手がそのまま仕事として形にしていけるって、すごく魅力的なことだなと感じています。」

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