長く住むことができる家には、まず住宅性能が必要になります。高い耐震性で家の気密性と断熱性を守り、家の構造躯体を壁体内結露から守ることや、防蟻処理をメンテナンスを含めて定期処理すること、そして長期優良住宅の基準に沿って計画された建物であることや、メンテナンス計画があることが重要です。

家は必ず経年劣化するものです。元々の性能が低いまたはバランスが悪いと窓の結露のように構造躯体の中でも結露を起こして、白蟻が好む環境ができてしまい、白蟻被害や雨漏れなど副次的なトラブルにつながっていきます。構造が劣化すれば手直しするにも大掛かりになり、コストも掛かってしまいます。

そのために、全棟で公的検査・瑕疵保証検査・第三者機関による検査・自社検査の実施して、性能や耐久性を担保できるように取り組んでいます。

長期優良住宅とは国が定めた長期優良住宅認定制度の基準をクリアし、行政の認定を受けた住宅のことです。認定を受けるためには、以下のような基準を満たす必要があります。長期に使用するための構造及び設備を所有していること・居住環境等への配慮を行っていること・一定面積以上の住戸面積を有していること・維持保全の期間、方法を定めていることです。

これらが、長期優良住宅の認定基準です。しかし、この長期優良住宅の認定を受ければ本当に長持ちする家になるかという点においては疑問が残ります。それは先述したように気密性が重要にもなるのですが、その基準がないからです。劣化対策等級3と呼ばれる部分がまさにその部分に該当します。

劣化対策等級では、白蟻対策が大部分を占めます。白蟻対策には、耐震性と気密性が維持されることと、防蟻処理を定期的に行うメンテナンスが必要になります。これらがあって初めて長期間使い続けることができるのです。そうした家は資産価値が落ちにくく、将来家族の資産になるでしょう。